
「春の七草」は皆さんご存知かと思いますが、「秋の七草」があることもご存知でしょうか。
意外と知られていない「秋の七草」について、今回はご紹介いたします。
「秋の七草」とは?
七草粥で知られている「春の七草」は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、
スズナ、スズシロで食べられる七草ですが、「秋の七草」は、萩、薄、葛、撫子、
女郎花、藤袴、桔梗になりまして、食用ではなく鑑賞して楽しむ七草になります。
歌人の山上憶良が万葉集で詠んだ歌に、「秋の七草」は由来するそうです。
春の七草のように食べられるわけでもなく、華やかな草花が入っているわけでもないですが、
秋らしい草花で季節を感じられるものとなっております。
ですので、食べる日が決まっている「春の七草」とは違い、
旧暦の7月、8月、9月※の秋に、鑑賞用として秋の風情を楽しむものになります。
※現在の暦だと、9月中旬頃から11月初旬頃になります。
今回は意外と知られていない「秋の七草」をご紹介いたしました。
せひ秋の七草、覚えてみてはいかがでしょうか。