お盆も終わり、暑さも寒さも彼岸までとよく言いますよね。
2022年の秋のお彼岸は、9月20日(火)~9月26日(月)の7日間となっております。
今回は、秋のお彼岸の詳細についてお話しさせていただきます。
【秋のお彼岸の起源】
お彼岸という考え方は、もともと仏教とともに古代インドから伝わったと言われているそうです。
仏教では私たちの生きる世界を「此岸(しがん)」、生と死の境界を超えた世界を「彼岸 (ひがん)」と呼ばれ、
煩悩と迷いの中で生きる私たちが、厳しい修行により悟りを開くことで、苦しみから解放された「彼岸」にたどり着けると説かれており、
その中で、極楽の世界ははるか西にあるとされており、太陽がちょうど真東から昇り真西に沈む春分の日と
秋分の日は、「此岸」と「彼岸」が最も近づく日であると考えられたそうです。
このことから、この期間に仏様の供養をすれば極楽浄土へ行くことができると信じられ、現在のように先祖供養の日として広まったとのことです。
【お彼岸の日にすること】
1,お仏壇のお掃除
普段からお仏壇の周りは、綺麗にされていると思いますが、
仏具など全てお仏壇からおろし、隅々まで埃を払い、綺麗に水拭きすると良いでしょう。
掃除が終わったら、きちんと元に戻し、お線香を上げ、お祈りすると良いでしょう。
2,お墓のお掃除・お墓参り
お墓の掃除やお墓参りは、午前中か午後の日中に行うのが良いとされます。
お墓の周りに生えた草を取ったり、お墓に水をかけ、汚れている箇所を拭き掃除したりします。
掃除が終わったら、お線香やお供え物をそなえて、手を合わせると良いでしょう。
3,お供え物
秋のお彼岸は、「お萩(おはぎ)」をお供えするのが定番です。
またお花は、菊やリンドウ、キキョウなどを用意すると良いでしょう。
地域などによって習慣も変わってまいりますので、その土地の習慣に合わせた、
お供え物などをすると良いでしょう。
今年の秋のお彼岸は、ご家族やご親戚と一緒に、故人を偲んでみてはいかがでしょうか?